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心から生まれるアートを目指して
私が図工の仕事に携わって以来、
長い年月が経ちました。
休んだ期間含め、もう20年たちます。
しかし、よし、これでやれる!、と思って、自信をもってやってきたのは、
ここ数年です。
自分の図工の特徴は、
「心とアート」がテーマです。
かねてから自分が精神病であり、
心を探求してきたことや
繊細なレベルで感情を使うことで、
質の高いアートが完成してきたことを
体験してきました。
美術教育で一番大切なことは表現することです。
なぜかというと、手順を追って作るということであれば、
言われた通りやっていればいいからです。
それは人間教育とは言えません。
作品作りが目的なのではなく、
作品作りを通して、
自分の心に正直に、自分の制作したいものを想像しながら作り
感情を動かすことが大切だからです。
自分の心を見つめ、その心を表すのには、
人まねではすまされません。
世の中にない個人表現をし、露呈する。
自分の内側を外に出すのは、時に恥ずかしくもあり、
勇気がいって簡単ではありません。
しかしそれを色や形に表し、
自他ともに認めあえたならば、
大きな自信になり、
自己表現が抵抗なくできるようになり、
あらゆる場面でのコミュニケーションや
仕事の工夫、企画にも楽しく役立てられるようになります。
逆にそのような活動をしないで、
受験勉強ばかりしていたならば、
効率的な仕事はできても、
どこか心がすさんでくるものです。
人は本来心を使う動物であり、心に蓋をしていたならば
生きていけないからです。
生きていたとしても精神的に病んでいきます。
心を使うことは食事のようなものです。
オウム真理教は、有名大学の学生が信仰していたことで知られています。
犯罪や精神疾患も、頭が優位に働き過ぎていることが多いと思われます。
そこまでいかなくても、心に蓋をしていたならば、
今日はこんなおしゃれをしようとか、こんなことあったら素敵だろうなという
楽しみも何もない、ただ服を着ればいい、ただ食事すればいい、といった
殺伐とした生活になっていきがちです。
頭も必要ですが、
心も必要です。
心が豊かで満たされていたならば、
感情を正しく扱うことが日常的になっていたならば、
犯罪や精神病には至らないでしょう。
心を満たす活動はダンス、歌、山登り、散歩、日光浴、ヨガなど様々です。
私はアートの観点から、主に子供の美術制作の観点から
心とアートの探求を書き留めていきます。
しいては、精神病の予防とメンタルヘルス、
健やかな人間教育につながることをめざしてやみません。
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