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デザイアフォトの歩み③

(エンドゲイニングを戒める~プロセスを大切にする)

教員生活5年目の時、
小学校の先生をしていて、自分のやっていることに疑問を感じ、体調を大きく崩してしまいました。その時、アレクサンダーテクニークを学ぶようになります。その時に表現の奥深さを学ぶようになりました。
 
エンドゲイニングという用語があります。活動の目的や結果を直接的にめざして急ぎすぎたり、そのまわりにある要素を意識からシャットアウトしてしまったりプロセスをカットしてしまったりすると、体を壊したり、あるいは目的そのものも結局達成できなくなってしまったりしまうことをエンドゲイニングといいます。活動するときのプロセスを大切にして、一つ一つ確実にやっていきましょうというワークです。

撮影でも、やりがちなのが、無理やり笑ったり大きく目を開けたり、ポーズを決めまくったりしていい写真を作ることだけをいそいだ撮影をすると不自然になったり、自分でない、うその撮影になってしまいます。
その場にいる等身大の自分の感情をそのまま表情に表し、ポーズになっていた状態を納めています。

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人ペアでする芝居のワークで、相方に大好きな芸能人役になってもらい、その人が家に来てピンポーンとならしてくれるとどうなるか実験する、というワークがあります。その時に、わーー、本当にこの人が来たんだ!という喜びいっぱいの笑顔になります。写真を撮影するために笑顔を作るのではなく、自分の内側から自然と出てくる感情の表現を撮影するようにしています。


授業で言えば、カッターで、ただ切れればいいというものではない。切ることだけに走らせない。
紙の厚みを感じながら切る、紙の厚みの中にカッターの刃が入っているなーと感じて切る。
これを伝えることで、子どもは、気持ちがいいーと言って切っていきます。
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