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体調不良とうつ病のかかわり
私は以前、どこに行っても治らないと思っていた原因不明の不調が
オステオパシー療法
(身体全体を一つのシステムとして捉え、手技によって身体の構造と機能のバランスを整え、本来備わっている自然治癒力を最大限に引き出すことを目的とした徒手医学)を受け始めたことをきっかけに改善し、
バイトが週1でも困難だったのが、週5できるようになった経緯があります。
今年の暑い夏と秋の変わり目といったところで、
私は大きく不調をきたしてしまい、体力がなくなってしまいました。
そこで10年以上行っていなかったオステオパシーを受けることにしました。
そして、そのオステオパシーの先生から、
色々な人がオステオパシーに通っている実態を聞いてまいりました。
うつ病の人も来るそうで、その多くは体がガタガタしている。
ゆがんでいる。(骨格の位置が不自然である)
ガタガタしている結果、不調をきたし、もうその苦しい体を保つことで精いっぱいで
ちょっとしたストレスにも耐えられなくなる、
そういう事例が多いそうです。
このガタガタやゆがみをオステオパシーで治すことで、
うつ病やパニックが良くなる人も多くいるそうです。
うつ病と体調不良は切っても切れない関係にあると思います。
中には、焦りやパニックだけがあり、
体調不良とは関係ない人もいるかもしれませんが、
私が知る限り、
心の問題を抱えている人の中には
体調不良を訴える人が多いです。
うつ病、パニック、適応障害など、
病名だけ聞くと精神疾患は特別の病気に感じられます。
しかし経緯を見ていくと、
体のガタガタから発して、
体の苦しさに耐えられず、心が不安を伴っていく。
それをきっかけにさらに体の苦しさが増していく。
そしてさらに心の状態もおかしくなっていく。。。
というケースがあげられます。
逆に心の苦しさから体のガタつきに転移し
その体のガタつきがさらに心の苦しさを増大させていくケースもあります。
体の状態と心の状態は相関関係にあります。
私も中学生の時、やりたくもない勉強をして、
厳しい家庭環境の中、不眠症や緊張から
体調を崩すようになりました。
そこから精神疾患が始まり、どんどん拡大していったのでした。
骨折や喘息といった、薬や手術で治せる病気であれば
さほど苦しくはなく、ことが済んだと思うのですが、
どこの病院でも原因不明で対処できず、
学校にも行けないほど苦しくなり、
精神科の医者に頼っても、
体調はどんどん悪くなっていくという経験をしました。
その間、
明日学校に行けるかどうかという不安、
友達がいなくなってしまうのではないかという不安
将来は何もできない、何にもなれないだろうという不安
いつか死ぬのではないかという不安
私一人だけがこんな目に合っているのかという孤独感、
部活もやめることになり真っ暗な心になってしまったのです。
それでも、大したことないのに、なぜ学校に行かないのかと責められることも多く、
家ではなまけていると思われていました。
私は親を恨み、自分の体を酷使して学校に行くことを覚え、
自ら過酷な状況を選択するようになりました。
体調不良から発した不安増大、そして不登校、不登校を取り巻く環境、芋づる式に心の闇を何倍にも拡大することになり、何十年も苦しみました。
最初はちょっとしたきっかけや体のゆがみであっても、
日常生活をボロボロにし、
心の問題を次々に発し、
対人関係、社会生活、将来の人生まで
大きくゆがめて閉ざしていった例です。
ただ、不定愁訴という、原因不明の病気は
以前と違って、病院では治せなくても、
改善することができる療法が
ネット上で多く見うけられ、希望を感じます。
ーー
ここ数年は、私自身は、心のアプローチを多く自分や人に適用してきました。
また体の不調についても、
体と心が一致しているという理由で、
心のアプローチはものすごく有効だと思ってきました。
現に、癌やパーキンソン病、クローン病など
難病と言われるものさえ数週間~数か月で治った事例は多数見てきました。
しかし、その一方で、
心からのアプローチだけで体調不良をなんでも
解決できるかというと、それは個人によって違い、
難しい場合もあると、痛感しています。
心や体の根強い特定の癖が、当たり前になりすぎているために自分では気づかずに
漠然と握りしめたまま、自分の心と向き合うことを続けている場合におこりがちです。
その際、ある程度、心は大きく改善し、次元は高い状態に進んでいるけれど、
体の不調がどうしても残ることがあります。
不調の期間が続くと精神的にも耐えられなくなってしまい、
二次的な心の闇をつくってしまいかねません。
そういった時には、
ほかの、体からのアプローチとも協力していくことで
高い相乗効果が得られると考えています。
まとめると、心のアプローチだけでは不調が改善されない場合や
早く体を改善したい場合は、
ヨガや気功などの体を動かす療法や
体のゆがみを治す療法など
体への専門的なアプローチも取り入れて、
体をすっきりさせることが、
うつ病を拡大させないためにも
重要なことです。
関連記事はこちら:体調不良になった時の体に対しての考え方
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