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話を聞いてもらうだけでは治らない
精神科や心療内科においては、
話を聞いてそのあと薬を出す
というやり方を今も続けているところがあるようです。
長年うつ病で精神科に通っている人は、
精神科の先生のことを、
話を聞いてくれるからいい先生だと思っていることがあります。
確かに話をしっかり聞いてもらうことは、大切なことです。
しかし、うつ病を治しに行っているのが目的です。
気休めに行ってもしかたありません。
治っているという効果が実感できることが大事です。
私も昔は、精神科に通っていました。
病院に到着すると1時間半ほど待って
先生に会えると5分ほど話を聞いてもらい、入眠剤を出してもらって帰りました。
私は話を聞いてもらえて、眠れるようになったので、いい先生だと思って、
10年ほど通っていました。
しかし、それを続けていても治らないと大学生の時、はっきり認識しました。
その時には、人生をあきらめていました。
人生で最も元気で活発なはずの中学~大学時代を棒に振った上、
その先には何もないと思っていました。
10年ほど精神科に行って、
心の状態が変わったと思った日は一日もありませんでした。
話を聞いてもらって満足し、
次の予約を延々と入れて、それだけで病院の役割は果たしている、
そういうものだと患者は思い込んでいる、、
それが多くの精神科の実態のように思います。
あまりに状態がひどい時には、患者自身何もできず、
ただただ味方になってもらって話を聞いてもらうことだけが必要な段階もあります。
また、深い聞き方で、本人を心から敬い全受容の姿勢で聞いてくれるようなところでは、
わかってもらえたという安堵感で心癒されることでしょう。
しかし、本当に抜本的に変わりたいと思っている段階にいたっては、
聞いてもらうだけでは、不十分です。
効果の出る心のワークは、
話を真剣に聞くのは当たり前であり、
本人にあやまった価値観に気づかせ、
「別人のように変わった!」と自分も他人も認めるほどに
大きく変わります。
うつ病の人には
「聞いてもらって満足」という目的から「治す」目的をもって
覚悟をもって行動してほしいのです。
病院など、効力のないことをしているところが多いのも事実ですが、
うつ病の本人も誰かに何とかしてもらうという依存意識を
変えなければなりません。
あきらめずに「自分は治った」と言えるまで自分と向き合って寛解して社会で活躍してほしいものです。
今はそれを手伝ってくれる場所がありますから。
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